季節のマナー



春夏秋冬、季節ごとにマナー・しきたり・行事などをまとめてみました。

 (3月〜5月)

 (6月〜8月)

  (9月〜11月)

  (12月〜2月)

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 (3月〜5月)


お彼岸

春分の日の前後それぞれ3日間、つまり7日間をお彼岸といいます。初日を「彼岸の入り」、春分の日を「中の日」

最終日を「彼岸明け」といいます。お寺参りやお墓参りをして故人を供養します。

おはぎを作ってお供えするところが多く、春はぼたもち(牡丹)(秋のお彼岸ではおはぎ(萩))と呼びます。

お家に僧侶を招いてお経をあげていただいたときには「御布施」「お経料」として僧侶にさしあげます。

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花祭り

お釈迦様のお誕生日とされる陰暦4月8日に行われる仏教の行事です。潅仏会(かんぶつえ)と呼ばれる法会が行われ

参拝者は竹のひしゃくで甘茶をお釈迦像に注いで拝みます。

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八十八夜

立秋から88日目を八十八夜といいます。5月2日前後あたりがこれにあたります。

八十八は「米」の字とつながることから農業に携わるひとには大切な日とされてきました。また、このときに摘まれたお茶を飲むと

長生きができると言われています。

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 (6月〜8月)


お中元

贈る時期・・一般的には6月下旬から7月15日くらいまで。関西地方では7月上旬から8月15日くらいまでに贈るところもあり

      地方によって違いがあります。

送り状・・日頃の感謝の気持ちを書いた送り状を品物とあわせて送ります。品物の中に手紙を同封してもOK。

     別で送る場合には品物の到着にあわせて届くようにします。生鮮食品の場合は送り状が先に届くようにします。

相手が喪中の場合・・お中元の品を贈ることはOK。ただ、のし・水引は避けて表書きのみ書きます。

          四十九日をまだ過ぎていない場合は時期を遅らせて、暑中見舞・残暑見舞として贈るのが無難。

贈るのが遅れてしまった場合・・7月15日以降は暑中見舞、立秋を過ぎたら残暑見舞として贈ります。

お礼状・・親しい間柄以外は電話でなく礼状を送るのが一般的。

     妻が夫の代理で書く場合、差出人は夫の名前で。その左下に小さく「内」という字をいれておきます。

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暑中見舞い

土用の入り(7月20日ごろ)から立秋(8月8日ごろ)の間に届くようにします。それ以降は残暑見舞いとして送るようにします。

相手の健康をねぎらう文面にします。

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夏の土用

立秋の前日18日間を夏の土用といいます。初日を「土用の入り」といい7月20日ごろにあたります。

土用の丑の日は「う」の字がつくものを食べると暑さに負けないといわれ、うなぎのほかにも梅干やうどんを

食べます。この時期におこなわれる虫干しを土用干しといい、家の中や衣類などに風を通して梅雨の湿気を払います。

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お盆

7月13日から15日を新盆(あらぼん)、8月13日から15日を旧盆(きゅうぼん)といいます。

初日は迎え盆(むかえぼん)といって水・くだもの・団子などのほかに牛馬(きゅうりやなすに割り箸を刺して仏様の乗り物に見たてたもの)を

お供えします。牛馬の乗り物は迎え火のときは家の中に向けて、送り火のときは家の外に向けます。

14日、15日は新しい水、お供え物を絶やさないようにしてお経をあげてもらいます。

最終日の夕方にはご先祖さまの帰り道を明るく照らします。

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  (9月〜11月)


重陽(ちょうよう)の節句

旧暦の9月9日は中国で九(奇数を陽(吉)とする考え)が重なる日としておめでたい日とされてきました。

不老長寿を願って菊の花をうかべたお酒を飲む習慣が日本に伝わり「菊花宴」となり、庶民の間では収穫の神様をまつって

栗ごはんや菊のお酒で祝うようになりました。現在では菊のシーズンということもあり「菊人形」や菊の花の品評会が各地で催され、

長崎や唐津では「おくんち(お九日)」として盛大にお祭りがおこなわれています。

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  (12月〜2月)


お歳暮

12月初旬から20日くらいまでに贈るようにします。金額はお中元の2.3割増しが目安。別便で歳末の挨拶などを書いた手紙を送るといいでしょう。

お歳暮をいただいたらお返しをする必要はありませんが、お礼状は必ず出すようにします。

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冬至

12月22日あたりは昼の時間が最も短くなって、夜が長くなる日にあたります。これを冬至といい、この日以降寒さも本格的に厳しくなります。

冬至にはかぼちゃや小豆を食べ、ゆず湯にはいる習慣があります。

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お正月の飾りつけ

年末25日ごろから飾り付けをはじめるひとが多いですが、29日は「苦(九)立て」、31日は「一夜飾り」とされますので避けるようにします。

門松は門を外から見たときに左に雄松、右に雌松がくるように立てます。最近ではミニチュア門松などがでまわっていますので

簡単に飾りつけができるようになってきています。

鏡餅は大小にまるめ、重ねたおもちを奉書紙や半紙を敷いた「三方」にのせます。重ねたおもちには陰と陽を重ね福が重ねるという意味があります。

うらじろをおもちの下に敷き、だいだいや昆布をあつらえます。

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年賀状

松の内(1月7日)までに届くようにします。出していない方から届いた場合や出し遅れてしまった場合などは早めに返事を書くようにして

松の内を過ぎてしまった場合は「寒中見舞い」として出すようにします。喪中の場合は12月のはじめまでに年始の挨拶欠礼の知らせを出します。

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年始まわり

元旦は避け、松の内までにします。前もって連絡をしてから伺うようにしましょう。食事の時間は避けます。

訪問するときの手みやげは表書きを「お年賀」とし、菓子折りなどを持参します。長居は無用です。

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初詣

その年の恵方(えほう)にある神社やお寺に参るのが本来のかたち。松の内までにするようにします。

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事始め

1月2日を「事始めの日」といって、この日にはじめたことは今年一年うまくいくと言われています。

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おせち料理

おせち料理の盛り付けには四段の重箱を使うようにします。

上から順に一の重には口取り(黒豆・数の子・田作り・昆布巻き・卵焼き・くりきんとん・かまぼこ)、二の重には焼き物(お肉や魚)、

三の重には煮物、与の重には酢の物(なます、酢れんこん)を詰めます。四隅を空けないようにし、品数は奇数になるように詰めるようにします。

お雑煮は関東はすまし汁仕立てに切り餅をいれ、関西はお味噌仕立てで丸餅をいれるのが一般的。祝い膳は柳箸でいただくようにします。

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節分

2月3日が節分の日です。夕方暗くなったら、その家の主または年男、厄年の男性が代表して「鬼は外、福は内」と2回ずつ唱えながら

炒った豆をまき、家内安全を祈願します。その後、鬼の再来を防ぎ福が逃げないようにきちんと戸締りをしてそれぞれに年の数だけ豆を食べます。

玄関にはいわしの頭をひいらぎの枝に刺したものをさげます。鬼がやってくるのを防ぐ魔よけなのです。

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初午

2月最初の午の日を初午(はつうま)といいます。稲荷神社にお参りをして開運や長寿、商売繁盛などを祈願します。

赤い鳥居が「通る」に通ずるとされ合格祈願などさまざまなお願い事を祈願する日とされています。

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